ご来光

やったあ!

そう、僕と路子だけではなく、12名全員が日の出前に頂上まで登ることができたのだ。これは統計的に登山者の3分の2しか頂上に到達できていないことを考えると快挙ではないだろうか。更に日の出まで30分の余裕があったのも、上出来だ。

下を見下ろすと赤く染まっている空がある。

厳密に言うと、僕らは夏の富士登山の特徴とも言うべき人混みを避ける為に、時期としては閉山後に登ったのである。確かに人は比較的少なかったものの、熱心な登山者は後を絶たない。

しばらくして雲の隙間から太陽が昇り始めた。

頂上では特にやることもなく、クレーターを見たり、景色を楽しむぐらいしかない。だから、一時間程度で、僕と路子は下山する為に横に走る道を降りていった。

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